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償いが終わる頃
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作詞 霧闇 |
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涙が溢れた 血塗れの腕
間違っていた なくていい殺意
逃げ場所はいくつもあった
救いの手は差し伸べられていた
その救いにすら包丁を向け
俺は何を見ていたんだ
亡骸になった君を
抱きしめられず泣いていた
君を殺したこの手で
抱きしめるなど赦されぬ
あ゛ぁ
救いを歌う 血塗れの君
血塗れの声 その手さえ広げ
逃げ場所を示してくれた
救いの手を広げてくれていた
その救いに縋りつけばよかったんだ
その温もりに甘えれば
亡骸になってすらも
俺に笑ってくれていた
君を殺したこの手すら
慈しむように抱きしめて
あ゛ぁあ゛ぁあ゛ぁあ゛ぁあ゛ぁあ゛ぁあ゛ぁ
俺は何をしてたんだ 何を見ていたんだ
何で 何で 何で 何で
俺は なんて 馬鹿な・・・!
血塗れになってまで 俺の為に笑ってくれた
その温もりに何故気づけなかったんだ
あああ・・・うああああああ
空の上ですら 君が笑う気がして
俺の為に笑ってしまうような気がして
包丁を投げ捨てた
この両手に必要なのはもう凶器じゃない
この両手に必要なのはもう狂気じゃない
銀色の輪を両手にもらおう
償いが終わる頃
また君に逢えたらいい
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