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De Ciel neige fleur
作詞 E-L-E
「小さな雪の花は 指きり約束」

第23巻 92ページ

契約の履行 契約の反故 契約の報酬

それは雪の日の物語
小さな兄妹の母親
病気で倒れて寝込んでいた
最後の願いは一つだけ

雪ヶ丘の白い雪花
この世に一輪しか咲かない
透き通る白さの奇跡
手に取れたら幸せと

もう長くない蝕まれた体
家を飛び出しあの遠い丘へと
願いを叶えるために

冷たい雪が 小さな体躯に
冷たく刺さるけれど歩みは止めず
最愛の人の為に

丘にあったのは か弱き花びら
今にも崩れそうな 淡き幻よ
「ママとってきたよ ママのために」
『ありがとうチェイン そしてシエル』
間も無く母は…

『ありがとう チェイン シエル。
 私の我侭を聞いてくれて。
 これで思い残すことはないよ…
 これからは二人で生きていくのよ。』
「雪の花は溶けて崩れた。ママは神の下へ召されたのだ…」

Um requiem dos fluxos de fim.

それから二人は 時間を過ごした
親戚の下を  転々としながら
けれどもある日 チェインは倒れた
無理した仕事が 原因で

【もう一度見たいな シエルとあの雪花を。
 あの透き通るような白さを あの雪が丘で…】
―\そういって握ったチェインの手は
 冷たくなっていた。
 その夜

「嗚呼…私は何を信じれば…教えてください…」
†【historia.】†

教会のキャンドルが地面を貫いた
信じられるものはもう何もないと言うのか
少女は動かないまま劫火に包まれた
助け出されたとき彼女は片目を失っていた

「見えすぎていたのです…私は…」
―\そういってシエルは入院していた病院から逃げ出した。

雪ヶ丘の 雪の花に 抱かれながら 眠りたいの
ああ天使が迎えにきた 願いどおり これで終わり


時は越え、少女が生きたその地は永遠の歴史を刻む。
白亜の壁に鳥が向かうように、時は歩み続ける。

Obrigado.E adeus.

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル De Ciel neige fleur
公開日 2006/10/25
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント 一夢の幻。一輪の花。世界は眠りへつくために、人々に幻想を見せる。
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