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胸枷〜The restricted implement of a breast〜
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作詞 hirohisa |
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まだ消えないで現実(あさ)の明りが夢に射し
微笑むアナタ蝕む…
まどろみの中 瞳開く
包み込むぬくもりが懐かしく
瞼(まぶた)に眠る宵の天使
醒めないで 願わくば朽ちるまで そう永遠(とわ)に…
生の意味さえ垣間見たアナタに
捧ぐ想いは今だ熱を帯びて…
囀(さえず)らずいて小鳥達よ
清く澄む声でさえ恨めしく
アナタに浸る宵の草紙
陽という名の眩い幕が降りて 遠のく…
今や愛無き果てなき牢獄に
息を潜めて再び目を閉じて
甘く綴った愛を囁いても
下書きのまま胸に積もるばかり
外れぬままの胸枷(むねかせ) 終わることない洗礼…
アナタの心の庵に
僕の居場所がもう無くても
置いてくよ僕の全てを
血の一滴すら残さず…
今宵アナタを連れ立つ 夢の途絶えぬ都へ…
日輪の世界外れた
暖かく暗いあの森
暮らそうよ僕と静かに
明りの射さないゆりかご
瞳は光を失い
肉体(からだ)は枯れ果て 尽きても
ずっとあの頃のアナタが
傍にいてくれる 「おやすみ…」
なのに外れない胸枷…
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