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旅の少女
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作詞 モス |
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さばくのやまを這うようにして
現れたのはただの少女
右手に魔法の刺青
左手に呪いの刺青
背中に罪人の刺青を背負って
たった一人で歩いてきた
まるで自分にはよるなというかのように
その鋭いまなざしでかたる
その小さき体に背負いきれぬほどの宿命を
なぜ背負う必要があるのか?
子供らしく泣けばいい
助けを求めればいい
そうしたはずだ、そうしたいはずだ
なのになぜ一人でここにいる?
なぜなにも言わない
それがお前の生き様だからか?
助けを求めないのはプライドがそうさせるのか
逃げ出したい
この子を見たのを忘れるほど遠くへ
なのになぜ俺はここにまだいる?
なぜこの子に手を貸そうとする?
それが俺の宿命だからか?
それともこのまま見逃すのがプライドに
反するからか?
わからない
ただわかるのは
この子の決意が固いこと
この出会いはただの偶然ではないこと
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