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【一夜目】
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作詞 dream angel |
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夢 だろうか。
ドアの前に立つ 兵隊。
ベッドで眠っている 自分。
それを見つめる 老人。
ベッドを囲むように 人形が並んでいて。
一人は 五体満足であるのに
足がない 足がない と。
一人は 小さく丸くなって
その肩を震わせていた。
ふと。胸騒ぎに気づく。
老人が口を開いた。
『いいのか』
ドアを指差して。
意味がわからなかった。
『 このままでいいのか
また 繰り返すのか 』
意味はわからない。
でも大切な何かを失う気がして。
走った。 走った。
どこかへ 向かって。
ドアを くぐった。
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