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ひとつ先の未来へ
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作詞 LOVE&PEACE |
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次々にめまぐるしく変わる王朝
いずれも絶対君主制
決して破られない 沈黙の掟を
切り開くその声が 革命
その国を治めるのは絶対宗教
王の先祖は教祖様
誰もがその計り知れない存在に
飼い慣らされ 牙を腐らせる
男は出家 女は子孫を残す
ただそれだけが生きる意味で
出家すれば 誰にも会うことはできない
家族でも 恋人さえも
男もそんな中の一人
愛する人より絶対宗教の国で
疑問を持ちつつ 涙をこぼしながら
永遠の別れをまた悔やむ
触れ合いを無くし
愛情さえも忘れ
人は教えという名の下に
精一杯の退化を行った
我に返るのはその数年後
月明かりが急を照らす
闇を裂く人の群れ
愛した女が 病に倒れた
大切なものは何か
自分?相手?宗教?王?
牙をむいた本能が
自ずとそれを知らせる
ざわめきの余韻の中で
厚く構えた扉を蹴破る
もはや理性などいらぬ
宗教着を破り捨て 走る
追い駆ける月と共に
こぼれる涙と共に
世を憂う声と共に
夜の雨道を 駆け抜ける
突然の騒ぎに
静かな夜が踊る
雨に濡れた宗教着を見ると
上官の指示が飛ぶ
町の灯が近づいて来るころ
蹄の音が男を追い詰める
それでも走る男が
捕われたのが女の家
絶え間なく続く暴力の中で
搾り出した声で男は叫ぶ
こんな所で俺を殺すな
民の前で笑いながら死んでやる
女の眼から涙が流れた
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