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リストカット
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作詞 志癒 |
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折れたカッターで目の前の闇を切り裂いてみれば
そこに広がる孤独と無
閉め切ったはずのカーテンから
漏れる光に惑う自分へ
誰が死んだだの国の行方だの
そんなの知らないからまずは
僕に酸素をおくれよ
巡り巡る日々が僕の
心臓を溶かしていくのがわかって
荒んだ風は世界に
そして君とさよならするんだ
消しゴムのカスと溜め息が詰め込まれたゴミ箱に
希望なんてあるはずないだろ
なぜ哀しみはこんなにも強く
人を離さないんだろうね
頬には付きとくずが綺麗に映され
どちらも選べないまま
そのまま淀んだ現在に 沈む
声無き切実な祈りが
微笑んでくれた人にさえ届かないなんて
無情すぎる地球は今日も
僕らをだまして回りゆく
君が問うことは全て 宇宙の一瞬に刻まれて
跡形も無く消えるんだね
声無き切実な祈りが
微笑んでくれた人にさえ届かないなんて
無情すぎる地球は今日も
僕らをだまして回りゆく
回りゆく
痛いよ
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