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蒼い蜃気楼
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作詞 冴凪 |
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開けかけた扉の中には君が
君を愛していて愛していて
でも開けられないのはこの片腕の麻痺の所為
初めから何も言わないで
切り取ってしまいたい感情も身体も…
一番慣れた「怒り」という感情が僕を揺さぶる
決して無くなる事のない月が負け犬を晒して
一番欲しいのは君という暖かい「体温」だから
扉に鍵をかけるんだ
眠っていたのが長すぎたのか
僕の眼は光を受け付けない
扉からはいつも聞こえるやさしい声が
開けたくても開けられない
かけた鍵をなくしてしまったから…
勇気がないからドアを蹴破れなくてでも欲しくて
君の声と愛と涙と…それから僕を見る眼を
何もできないからただ冷たい涙は流れ続けていて
拭って欲しいけどできない…鍵はドコにあるの?
鍵は僕自身
鍵は君自身
二つの鍵の気持ちが揃って初めて扉は開く
僕は準備万端
君はどうかな
ほら眼を開けてあんなに望んでいた世界が広がってるから
あんなに望んでいた君が僕を優しく抱きしめているから
眼が覚めると真っ暗
そう これが
蒼い蜃気楼
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