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蜩
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作詞 High |
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被せた 被せた 被せた
歓楽と自大の君
ケラケラ笑う影が広がる
かなかな かなかな
我々の阿鼻叫喚
人は王と思い初めて 樹処を揺らし
狩るたびに笑い 竹篭に押し込む
狩る人々は
思い出となり 雪洞に灯を点ける
「楽しかったね」と
笑う顔には
悪意のない無垢な君の心
夕闇が染まり 子は胸に抱かれていく
友の行く先も知らずに
人は子を諭す 花鳥と戯れろと
教えを請えば 灯を守れと
狩られた人々は
子を奪われ 幾年を流される
「嫌だよぉぉぉ!」
残されたものは 儚く散った彼女の肢体
思い出の隅で 飛びましょう
彼方の桃源の幻へ
残骸となった羽 もう一度生えますか?
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