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次の二次方程式が重解を持つように定数aの範囲を定めよ
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作詞 千壱 |
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テストに出た君に関する問題 これを僕にどうしろいうんだい?
「辞書の使用を許可します」 でも先生辞書がありません
君を調べられる唯一の手段は 朝一番に違う世界へ行く貨物列車が攫って行ったんだ
出来れば もう少し居て欲しかった せめてこの問題が解き終わるまで
未来と過去と現在と ついでに自然と神も創った君
今度からは 何か一言云ってから消えて欲しい
僕の事少しは考えてくれ 僕は君ほど強くはない
君は神じゃないかもしれないけど 僕だけはずっと信じてる
辞書一冊は少し酷い 参考書ぐらい残して行ったって
だって僕は知ってる君は 神出鬼没で解読困難
それが神と呼ばれる所以 僕が君を愛する理由
「神がこう云われた」を英訳せよ まず綺麗な日本語教えよう
君が出て行った理由が一つわかった 君はうんざりしてたんだ
君は傷付いてたんだろう これは当てずっぽうじゃない
「理想郷行き特急列車は 只今出発致します 運転本数は無限です
私を探し出した方には もれなく卒業証書を差し上げます」
君は寂しかったんだ これは憶測なんかじゃない
今度からは 名前ぐらい云ってから消えて欲しい
僕は平気でいられない 僕は君ほど器用じゃない
君は確かに神じゃなかった でも僕は今でも信じてる
君は自分をお見通し 誰も強いし賢いさ
でも僕は知っている 君が少し怖がりだって事
好き嫌いも激しいし 朝はいつも機嫌が悪い
これは君の応用問題だ 君だって知っているかは怪しい
僕は何の力も持っていない 僕は君を呼び戻せない
君は神かもしれないけど 僕の問いの答えは知らない
そこで一人で悩むなら 早く飛び降りて此処においで
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