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子守唄
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作詞 スズナ |
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湿った空は
今にも泣き出しそう
その下 君は歩んで行き
細い背中向けて
子守唄 口ずさんでいた
途切れて聴こえる その歌声は
心に巣食った恋 眠らせるため
淡く浮き上がる君の背は
気付き始めた愛と君の残り香 伝えていく
僕らは ただ真っ直ぐに
先へと延びる道を進んでいたから
振り返りもせずに
この道を信じて走り続けていたから
ふと返り見た時
遠くに君の後姿が入り込んで
二人 別の未来を求めていたんだと
立ち尽くす僕がいた
零れだした空は
冷たく心まで沁み込んだ
まるで 僕らの涙のように
静かに降る雫
君の子守唄は聴こえない
泣いているんですか?
君の背中 弱々しくて
その手 握り返してあげたいよ
もう
子守唄は聴こえない
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