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スイカズラの花が散る頃
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作詞 アンチトマトEX |
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膨らんだ蕾はそっとほどけてゆき
白い花びらは咲き乱れた
花びらに 包まれていた香を
流れる風は 空まで運び
世界を甘い香りが包み込む
僕のところまで届いたこの香りは
君のところにも届いていますか?
あれからちょうど一年
あの頃と同じ風の匂い
目を閉じると あの日の君が微笑んで
この瞳の奥の君が消えないのはなぜですか,,,
…花言葉を覚えていますか?
「愛の絆」が
目には見えなかったけど
あの頃の二人には 確かに絆があったよね
灰色の憂鬱に覆われた空は
次第に涙色に変わって
白から黄に 染まった花びらも
空の涙滴は 容赦もなく
その重みで地に叩き堕とす
僕の心に降るこの悲しい雨は
君を忘れることで止みますか?
悔しいけど綺麗な君
このままじゃ忘れられないから
もうこれ以上 綺麗にならないで
君が映ったこの瞳から涙が止まらない,,,
…花言葉を覚えてますか?
「献身的な愛」
こそばゆくて歯がゆい
君が教えてくれた 人を愛することの喜び
誰にも知られず散り行く花々は
来年 同じ場所で咲くから
愛の絆は枯れたけど
出会ったことに後悔はないよ
また来年 蕾がほころぶために
君がやきもちを焼くぐらいの絆を探すから,,,
…散り行くスイカズラの花は
君の好きな花
今頃、地に落ちている
この花びらを君は 誰かの隣で見ているのかな
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