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植物人間
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作詞 Jack |
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私の目に、光が映ったことは一度も無い。
私の耳に、音が聞こえたことは一度も無い。
私の口が、言葉を発したことは一度も無い。
私の体が、動いてくれたことは一度も無い。
ものを考えることしかできない。
そう、私は植物人間。
植物のように、私は動くこともできず口も耳も鼻も目も、一度も働いてくれたことはない。
もしかしたら−−−植物より無能\かもしれない。
植物だって自分が生き延びるために栄養を自分で取る。
この自然界で生き延びるために進化を遂げてきている。
なのに私は・・・?
私は自分では何もすることができない、ただの能\無しではないか・・・・。
植物人間と呼ばれ、影では軽蔑され面倒がられ、早く逝って欲しいと思っている人のなんと多いことか。
ただ残念ながら私は自分の舌も噛めず、自殺することすらままならない。
また面倒をかけるが・・・もし良ければ私を逝かせて下さい・・・・・・
この状態のまま生かされるほうがよっぽど残酷だ。
なにかを考えることしか許されない。
もう、疲れたんです−−−−−−
享年・20歳 9月2日−−−永眠−−−
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