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真夏・暑さとの戦い Ⅰ
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| 作詞 ancoro |
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ナレーション：27歳、只今パート中。
そんな女の物語。
合コン必ず参加、いつも空回り、
お持ち帰りの方、いつでもどうぞ。
なんならキレイな包装紙にお包み致しましょうか？
女：（心）あっちぃあっちぃあっちぃ・・・
（声）私には金がない。団扇でガマン・・・
（心）あっ！
コンビニに行けば少しは暑さしのぎに。
（声）いやいや、エアコンは喉に悪い。
ガラガラになるじゃない！
心頭を滅却すれば火もまた涼し・・・
私は暑さに強いの！強いんだから！！
『ピーンポーン』
ナレ：おや、彼氏が来たようですね
彼：おぉー久しぶりぃ。来ちゃった、
全然連絡ねーからさぁ
女：あ、うん。ごめん、忙しくてさ
ナレ：ちなみにこの女、最近は完璧なオフですね
忙しいということはありえません
おっとまた動きが出ましたね
彼：テレビ付けていい？
ちょっと見たいのあるんだ
“ピッ”
『さて巨○VS○神 延長戦でお送りしております
ピッチャー振りかぶって
投げたー！
巨○、打ったー！逆転か！？』
女：（声）ウワァ―\―\―\！！
（心）やっば！心頭滅却が！！！
あぁまたあっちーよ、暑ちぃ
テレビ消せ！テレビ！！
彼：そーいえばさぁ
こないだケン○ッキーでめっちゃ汗かいた
デブい女の人が「肉が小さい！」って怒ってた
かなりウケたわぁ
女：（心）暑苦しい話題！空気を読め空気を
・・・ってかその女って
こないだのあたし！？
だって骨多そうだったんだもん、
あの肉、って
てめぇは何笑っとんじゃボケー！！
彼女をネタにするってどういうことや！
（声）え、ふぅーん・・・
ナレ：さすがにキレることはないようですが
心ん中は修羅場ですね
残念ですがもう時間のようですね
またお会いしましょう
では～
＜つづく＞
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