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群青の唄
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作詞 るぎり |
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太陽がビルに途切れた
芝生に寝転ぶ僕は
ただ ただ
宛名のない手紙を空に透かすだけ
最愛の人を失ってしまった僕はなにもできない
僕のいる場所は なくなってしまった
羽を癒す場所は なくなってしまった
目に広がるは群青の空
僕は唄を歌う
僕の天使は不器用だったけど
今になって空を飛んでいるだろう
僕は不器用ではないけれど
今になっても空を飛べない人間
羽を折って静かに眠る僕の最愛の人は
今
空を越えて
蒼を越えて
どこへ行く?
僕は最愛の人に群青の唄を歌う
きっと僕の唄はとどかないだろう
けど
淋しさを紛らわすのにちょうどいい
僕の唄はすぐに 空に吸い込まれていったー……
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