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メリー
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作詞 クラムボン |
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メリーの冗談は笑えない
「今から死ぬわ」と弾丸一発ぶち込みやがった
メリーは鼻で笑って言った
「1mmズレてたらスフィンクスがもう一匹建ったわ」と
メリーはいつも歌ってた
「ルララルララ」って歌詞も何も無い唄だった
メリーは私を指差し言った
「虹色のアイスピックが頭に刺さってるわ」と
メリーは狂ってる
「あぁ不味いわ」とグラスに砂を盛っていた
私も狂っているのかも
「メリー、貴方が私を殺す前に私に貴方を殺させて」
つまらない唄を歌った 二人で居る事は義務みたいだった
頭の中に住み着いていた 小さな住人の名はメリー
恋人より恋人らしい 私より私らしい
貴方を私は必要としていて
いらなくなったら消えてしまえ
メリーはアレで天才なの
「バカな女ね」と私の心臓に手を突っ込んだ
メリーは私の心臓さぐって
「これがあんたの醜い心」と私にそれを差し出して来た
メリーが差し出して来た物は メリー、君だった。
つまらない唄を歌った 二人で居る事は義務みたいだった
頭の中に住み着いていた 小さな住人の名はメリー
恋人より恋人らしい 私より私らしい
貴方を私は必要としていて
いらなくなったら消えてしまえ
メリーは何も判っていない
「私は誰?」メリー、貴方は私の中の醜い心
メリーは何時も言っていたの
「日に日に身体が黒く消えていってる気がする」
全てが判ってしまえば いつかこうなるって思ってた
つまらない唄を歌った 二人で居る事は義務みたいだった
頭の中に住み着いていた 小さな住人の名はメリー
恋人より恋人らしい 私より私らしい
貴方を私は必要としていて
いらなくなったら消えてしまえ
メリーは消えた
あの日から姿を見せなくなった
メリーは私だった
私の酷く醜い心だった
メリーは知っていた
自分が何であるかどうなるのか
メリーは消えた
違う奴の頭に住み着いたんだろう....
メリー... メリー... メリー...
全てを忘れてしまった頃に 扉をノックする音がした
そいつはいつかどこかで 見たことがある奴だった
微笑んで言った 「今から死ぬわ」...
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