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AとBの会話23 漫才と音楽の見事な融合(嘘) 告白をする編
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作詞 神瀬影光 |
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♪遠くその存在を感じてしまっても
あなたのあの日の言の葉が
染み入るようにこの胸を焦がす
A「はいどうも、『AとBだけどO型』です」
B「しばしお付き合いください」
A「さて、えぇ前回の『22』でですね、Bくんが弁当屋のアイさんに恋をしてしまったということで」
B「はい、この年でみっともないです」
A「何言ってんだ馬鹿野郎!恋すんのに年齢なんざ関係ねぇんだよ!」
B「A…、お前…」
A「顔だよ顔」
B「年齢よりそっちの方が落ち込むわ!」
A「ま基本は即効告白ですよね、やっぱ」
B「まぁ気持ちを伝えないことにはね」
A「じゃあ早速やりますか?告白の練習?」
B「悪いな、頼りにしてるよ」
A「さぁ吐け!吐いちまえ!殺したんだろお前が!」
B「なんで罪の告白すんだよ!俺が何したんだよ!」
A「なあに、Bくん、こんなとこに呼び出して」
B「はじまったんだ、自分勝手に…。…悪いな、こんな時間に、こんなとこに来てもらって」
A「本当びっくりしちゃった。いきなり瀬戸大橋の欄干の上で待ってるだなって」
B「そりゃびっくりするわ。そりゃ戸惑うわ。無理ですよ、欄干の上でバランス取りながら告白とか」
A「で、なぁに?」
B「……。(後ろをむいて)今まで…ずっと言おうと思ってたんだ…俺!君のことが…(振り向いて)!」
A「…Bが振り向くと、既に彼女の姿はなく、もしやと思い真下をのぞくと、人のようなものが…」
B「落ちちゃったよ彼女!無理だもんそりゃ欄干の上でバランス取って人の話聴くの!何してんだよ」
A「これはね、間違いなく霊の仕業ですね」
B「何稲川淳二風に言ってんだよ!間違いなくこんな状況に追いやったお前のせいだよ!」
A「実は俺もお前に告白しなきゃいけないことが」
B「…なんだよ」
A「アイって俺の彼女だから」
B「性格悪しかお前は!いい加減にしろ!」
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