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奇跡花
作詞 楠木葵
痛々しいほどに しっかりと
握りしめてる サイコロは
決まりきった未来しか映さず
型にはめては 自意識をフル稼動させた

隅に溜まった埃の様に ささやかで
歪む真夏を切り裂くような蝉の声 
そんなものに 憧れる時期もあったから

不平不満を 感想文みたいに連ねて
何もなかったかのように朝を迎えたい
いつ枯れたのかも 分からない花が
空の上から種を降らす そんな奇跡を祈りたい


神様が闇へ プレゼントした 
小さな明かりの 星だって
かすんで岩にしか見えないよ
僕は一体 何を見据えていたのかな

綱渡りほどでは無いけれど 危うげで
コインの裏表\よりも簡単な
そんなものが どこからともなくこだましてる

未来永劫に 届かないんじゃなくて要は
循環するリアリズムが早いか遅いかだけ
詰め込みすぎた 理屈の荷物が
僕の知らないところで 最近また大きくなった


軋んで動かないたんすの様に 強情で
正論は美化された運命を嘆く
そんなものに 振り回されてる今なんだ


不平不満を 感想文みたいに連ねた
紙くずにも地図があると信じとけばいいのかな
いつ咲いたのかも 分からない花が
掌で微笑んでいる そんな奇跡もあるらしい

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 奇跡花
公開日 2006/08/03
ジャンル その他
カテゴリ その他
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