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夏祭り
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作詞 楠木葵 |
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酸素を掴んで 陽射しを覗く
反射した窓ガラス 映ったのは見栄
騒々しいムードに うちわ扇いで
付かない足を もてあそんでたりする
言ったもん勝ちみたいに 先回りの防衛して
逃げ惑う赤いハートを 落っことしてばかりだ
美味しそうな屋台も くじ引きも
全部人を選んでるような気さえしてくるよ
やたら焦燥的な足音に こんな日は
何故だか少し 心が軋むんだ
乱雑に並べた 射的の商品
おもちゃの的を狙って 夜まで打ってた
後から来た子供に 譲ってあげたら
要領が良くてすぐ 現実を落としてた
抜け目の無い正論 笑顔でも早口だから
モザイクかけたみたいに 実は聞き取れてない
闇を彩る光の 粒さえも
僕を追い立ててるような気がしてならないよ
やたら無機質な破裂音も こんな日は
風に運ばれ 夏色の匂い
街灯には夏虫が集まって 月影がぼんやりと微笑む
愛は執着でしかなくて 幸はいつの日も悲観が必要で
色々割り切らなきゃいけないことが沢山在るよ
選択肢を作る所から 始めなきゃいけないらしい
美味しそうな屋台も くじ引きも
全部人を選んでるような気がしてならないよ
やたら焦燥的な足音に こんな日は
何故だか少し 心が軋むんだ
やたら上辺を撫でる感情が こんな日は
追いつめるように 心でふくらむ
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