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軋む夏
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作詞 楠木葵 |
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痛すぎるくらいの 真夏の陽射し
反射した窓ガラス 揺れる水溜り
騒々しいムードに うちわ扇いで
何とか自分を 溶け込ませようとした
言ったもん勝ちみたいに 先回りの防衛して
意味のない嘘さえも それなりに仕立てて
美味しそうな屋台も くじ引きも
全部人を選んでるような気さえしてくるよ
やたら焦燥的な足音に こんな日は
何故だか少し 心が軋むんだ
乱雑に並べた 射的の商品
おもちゃの的を狙って 夜まで打ってた
後から来た子供に 譲ってあげたら
要領が良くてすぐ 現実を落としてた
情けない顔をして 気を抜くと置いてかれそう
隣り合わせの日々が なんか窮屈で
闇を彩る光の 粒さえも
僕を追い立ててるような気がしてならないよ
やたら無機質な破裂音も こんな日は
風に運ばれ 夏色の匂い
ぼんやりと照らす 月影を睨んでたんだ
街灯には夏虫が集まって ここでも秘密会議らしい
掠めた懐かしさを 誰かに伝えたい 嗚呼
美味しそうな屋台も くじ引きも
全部人を選んでるような気がしてならないよ
やたら焦燥的な足音に こんな日は
何故だか少し 心が軋むんだ
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