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最初で最後の本物の恋。
作詞 RAi.
2003年7月15日   高校2年生   夏



この日君は、一番輝いてた
世界中の誰より、ギラギラと照らしつけるあの太陽より


懸命に叫んで 歌って 全身全霊で応援して
そんな君から私は一瞬も目を逸らせなかった

真夏の学ラン 額の赤いハチマキ 球場に響く声
キラキラしてて、私には眩しくて
そんな君から私は一瞬も目を逸らせなかった


球場なんて一度も見れなかった
焼けそうな程の胸の鼓動に、君の眩しさに 
私は囚われてしまった


休憩の間に持っていってやっと渡せたお茶
君だけが「ありがとう」と言ってくれた

帰りのバス、学校に到着して野球部に最後の声援を送る前
君は私に話しかけてくれたね
「ハチマキくれる?」

私は驚いて、外し忘れたハチマキを慌てて渡した
君は私のしてたハチマキを額に結び、自分が巻いてたハチマキを襷にしてたね


なんであの時、迷わずに真っ直ぐ私に話しかけたんだろう
ただ偶然私が外し忘れてたから??
それとも、違う理由があるのかな・・・



最初で最後の本物の恋 焼け焦げるような胸
無意識に君を探す目 毎晩夢に出てくる君
話しかけられる度に、パニックになりそうで
平静を装った

涙が止まらない程好きだったのに、それに気付いたのは遅すぎた


それから間もなく、桜咲く3月5日
君は自ら去って行ったね

私は結局自分から一度も話しかける事なく、懸命に作ったミサンガと手紙も渡す事なく

呆気ない、呆気ない終わり方で、私は「恋」を失った



こっそり買った修学旅行の君の写真
勝手に持ち出したハチマキ
君の想い出全部

一年後、私は跡形もなく消してしまった
「忘れなければいけない」と
灰になったそれらは、今、何処にあるのだろう?



もしこの先君に会うことがあったなら
もし「今度」があるのなら
次こそは絶対、私から話しかけよう
「愛」とか「恋」とか、関係なく

でも、なんでだろうね
たった3年しかたってないのに、何十\年も前の出来事のように感じるのは


夏に始まり、夏に終わった恋


毎年、夏になったら君を思い出す
きっと死ぬまでそうでしょう

私にとっての夏は、君の夏だったから

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歌詞タイトル 最初で最後の本物の恋。
公開日 2006/07/27
ジャンル ポップス
カテゴリ 失恋
コメント 実話です。いままで一番好きだった人について。もうこの先彼ほど好きになれそうな恋は二度とない。
RAi.さんの情報













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