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影
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作詞 729 |
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少年は 影という物を知らない
誰もが 見ようとしなかったから
人々には 影が見えなかった
一人の少女と出会った
黒い瞳を持った 少女
少女には 影が見えていた
影の中で 少女は生きてきたから
人々は 少女を気味悪がった
少年だけは少女と 友達になった
少年は 影の存在を知らなかったから
“人は 影を恐れ目を逸らす
人は己の影を 認めない
光だけにすがり 己の影からの支配を拒む”
少女が言っていた言葉
少年には 理解できなかった
そんな時 少年に影が見えるようになった
少年は初めて 影を目にした
けれど少年は 怖くて目をそらした
“人は 影を恐れ目を逸らす
人は己の影を 認めない
光だけにすがり 己の影からの支配を拒む”
少女の声が聞こえた
少女の言ってた言葉が 初めて理解できた時
少女は どこかへ姿を消した
“僕も皆と 同じなのか
光だけを見てた僕は 影を知り嫌になってしまった
影とは 人自身の悪しき心だというのに・・・”
少年は 少女を探した
でもどこにも 少女はいなかった
少女の言ってた あの言葉が
ずっと少年の心に 残っていた
“人は 影を恐れ目を逸らす
人は己の影を 認めない
光だけにすがり 己の影からの支配を拒む”
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