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3両目
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作詞 ニシ |
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路肩の枯れ葉を吹き飛ばしたのは 凍てつくような冷たい風
カラカラと音を立てながら 力無く飛ばされていく
交差点の雑踏の中 にじんだ記憶が頭をよぎる
君はいつも僕の隣 無邪気な夢を話してくれたね
その暖かくて純粋な思いはとても新鮮で
君の声は心地よく 嫌なことを忘れることができた
もう会えなくなってからも 変わらない日々を送っているけど
ねずみ色に染められた街の 歯車を演じていても
君の事はいつも思い出せるよ
これから何万回の出会いや別れがあったとしても
僕は君を忘れることはない
寂しそうな漆黒の目が ふと気になったのは駅のホーム
今年最初の雪が降り積もった 静かな12月だった
いつもの時間いつもの場所 3両目に乗り込んだ
見慣れた景色が窓の外を過ぎ 僕は目を閉じる
あの出会いは避けられなかったのだろうか
世界は時が止まったようで 物音すら届かない
君がいなくなった後で 悲しむのは自分なんだ
僕の前に残ったのは君がいない駅のホーム
3両目に乗ってはみるが 発車のベルが終わりを告げる
君がいるということが"いつも"だったあの頃
もう決して来ないんだろう
あなたは僕との思い出を覚えていてくれてるだろうか
僕は決して忘れないよ
これから何万回の出会いや別れがあったとしても
僕はあなたを忘れることは無い
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