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心の欠片
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作詞 729 |
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少年の欠片が 飛んでいった
大事な心の欠片
どこかに 行ってしまった
少年はこれから 欠片を探す旅に出る
果てしない暗闇の中で
いつか必ず見つかると信じて
“今の僕は どこかおかしい
欠片が無くなったせいかな
必ず 見つかるよね
じゃないと僕は どうなるんだろう・・・”
欠片の手がかりもない中で
少年は いつか見つかると信じ
欠片を探しに 旅に出た
道に迷い 暗闇の中歩き回った
そこで見たのは 綺麗な鏡
鏡を よく見てみると
鏡の中の僕が 僕を見て笑っていた
“お前は 見つかると信じてるのか?
何も手がかりのない中で
いいかげん 諦めたらどうだ?
欠片はもう 見つからないということに”
少年は 怒って鏡を割った
鏡は粉々に割れ 跡形もなく消えた
でもさっきの鏡の言葉が
少年の頭の中で こだましていた
“僕の欠片は 必ず見つかる
あんな鏡の言うことなんか 気にするな
いつか絶対に見つかるはずだ いつか絶対・・・”
少年は 欠片が見つかると信じていた
でも何日も経っても 欠片は見つからない
そんな時 またあの鏡が現れた
鏡の中の少年は また笑って言った
“いいかげん もう気づいているんだろう?
鏡の僕は お前自身だということに
なのにお前は 僕の言うことを信じないのか?
どうせ 欠片は見つかる事はないんだ
いいかげん 諦めろよ”
少年は 黙って立ち尽くした
頭の中で 鏡の言う事がこだまする
でも それでも少年は
力を振り絞って 鏡を壊した
今でも 少年は
いつか欠片が 見つかると信じて
ずっとずっと 果てしない闇の中で
欠片を探し続けてる
“欠片は 見つかるよね?
信じてれば いつか見つかるよね?
願えば いつか叶うよね?
いつか絶対・・・見つかるよね?”
少年はそうやってずっと 自分に言い聞かせてる
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