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真実
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作詞 荊紫 都塢須 |
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苦し紛れに嘘を吐いた。
苦し紛れに貴方は言った。
「君のコトは今も愛してるよ‥‥」
あの日の夜
暗い公園で抱き合ったよね?
其の時の温もりが今も
私を締め付けるの。
強がりかも知れない。
本当は泣きたいもの。
それでも、
貴方の前では泣かないわ。
優しい貴方はきっと
私の涙に同情するから。
そうなればきっと
貴方は私を抱き締めるわ。
でもね、
違うでしょう?
貴方が抱き締める相手は。
一人の部屋。
大好きな曲。
頬を伝う涙。
暗い此の部屋。
「貴方」という
灯がないから。
本当のコト言って。
真実が知りたいの。
だって貴方の吐く嘘はいつも
優しすぎるから‥‥‥
其の優しさがいつも…
今も私を締め付けているの。
サヨナラ。夢の恋人…
最期迄優し過ぎたのよ‥‥
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