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無い物ねだり
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作詞 小豆色 |
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白いカラスを 見に行かないか?
そんな事を言ってみた
みんな “カラスは黒い”って
僕を睨んだり 突き放したりするけど
もしかしたら ハトと一緒に
あのアオイソ\ラを飛んでるかも知れないだろ?
ごめん ホントはいないって
僕も思ってる 分かってる
太陽の影を 踏みに行かないか?
そんな事を言ってみた
みんな “太陽に影はない”って
僕を睨んだり 突き放したりするけど
もしかしたら 木陰に混じって
あのアスファルトに落ちてるかもしれないだろ?
ごめん ホントはないんだって
僕も思ってる 分かってる
僕の恋人に 会いに行かないか?
そんな事を言ってみた
みんな 全然何も言わないで
僕を見つめたり そっと離れたりしたけど
もしかしたら 僕の家の玄関で
『おかえり』って笑ってるかも知れないだろ?
ごめん
ホントは もう あの人はいないんだって
あの人は もう 白い鳥になって
あのアオイソ\ラへ飛んでいったんだって
僕も思ってる 分かってる
ごめん
あの人は きっと 太陽になって
僕の事を照らしてくれてんだって
あの人が照らしてくれない所なんて
暗く 影になってる所なんて
きっと 無いんだって
思っただけなんだ 祈っただけなんだ
ごめん 会えないって分かってるけど
あの人に会いたいって 言ってみただけなんだ
『無い物ねだり』 してみただけなんだ
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