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伝わらないのならば
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作詞 雪之城朱雀 |
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この想いが届かぬならば
届かぬままで良い
貴方が知らないままであれば
私はそれでも構\わない
誰もが私を知らぬであろうと
私には哀しさは無い
無駄にあがいて存在を見せるよりも
自分を消し去って見せない方が
私にとって好都合
この掌が繋げぬのならば
繋げぬままで良い
貴方が分からないままであれば
私はそれでも悲しまない
誰もが私を忘れ去ろうと
私には涙も無い
無駄にもがいて居る事を示すよりも
自分がもともと居ないと示した方が
私のとって幸福
椅子がない部屋に
私は居るのだろうか
座る場所は冷たい床
私の心そのものだろうか
貴方が私を嫌いなれば
きっと貴方には幸福がやってくるだろう
だから離れて欲しい
何もかもを捨て
新たな人を見つけて
私を忘れればそれで良い
貴方を陰で見送ろう
貴方がそれに気が付かぬ方が
私は気が楽だ
思い出に蓋をして
二度と開けぬように気を配れ
開けてはならない「パンドラの箱」
開ければ不幸がやってくる
私との思い出に封をしろ
封できぬのなら燃やしてしまえ
繰り返さぬ様に
跡形残らず燃やしてしまえ
腐り堕ちた仮面を
拾い上げるのは私だけ良い
貴方が拾う必要など無い
貴方は新たな仮面を拾えば良い
只それだけ行えば良い
血しぶきを浴びたホールを洗うのは
私がすればそれ良いだろう?
わざわざ貴方が来て
腐ったモップを手に持って
どす黒い水で洗わなくて良い
貴方は綺麗なモノだけ触っていろ
それだけで私は幸福だ
最後になるな
貴方との会話は
話して欲しい訳じゃない
貴方が飽きたらそこで最後
別れの合図
私は其れを待っているのかもしれないな
この想いが
この「好き」が
伝わらないのならば
私は待っているのではなく
その心臓を銀色の刃で掻き切り
血を噴かせ
死んでしまった方が良いのでないだろうか
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