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翼
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作詞 唯知 |
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屋上で
フェンスに噛り付いて
空を飛びたい、と
唐突に思った。
本当は其れら全て
逃げてしまう事だったのだと
後で気がついたけれど
其の時の私は
只蒼く光る空に魅せられて
翼も無いのに
飛びたいと思ったんだ。
昼下がり
燦々と陽を浴びながら
空を飛びたい、と
唐突に思った。
本当は私がそれはそれは弱く
愚かだったのだけれど
其の時の私は
只絶対である青に魅せられて
不可能\だというのに
地を蹴ったんだ。。。
屋上で
フェンスに噛り付いて
飛びたい、と思った。
飛べない、と判っていた。
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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