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あの信号機が変わるまで
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作詞 ◆OPERA◆ |
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ねぇ 僕はまだ子供なのかな
友達は平然を装えているのに
僕は声を抑えようとしながらも 泣いてる
ねぇ 僕はまだ子供なのかな
友達は穏やかな声で
僕を落ち着かせようと 囁いてる
まるで 大人みたいに・・・・
学校の帰り道は 仲良しの友達といっしょ
光は強くて 影は深い黒だった
別れる場所に着くと 僕らは話し合った
「あの信号が 変わるまで―\―\―\―\」
それがいつも通りの 暗黙のルール
そうして 相手を束縛しないつもりだったのに
僕は話している内に
上手く誤魔化してるハズだった気持ちを
つい覗き込んでしまった
自分より弱い者を理不尽に攻め続けた
知り合いのそんな行動が信じられなくて
気付かない内に
怒りと悲しみが積み上げられていた
揺れ動く
止まらない 止められない
そうして僕は ぶちまけてしまった
何故?
他人を1%も認めようとしないのに
自分は100%認められると思っている
そんな人間がいる
もしかして 勘違いしてないか?
「当然」なんて思うなよ
自分が少し我慢したからって
そんな勝手な理由で 他人を攻めるなよ
「馬鹿」なんじゃない?
自分が我慢したことあるなら
他人も何処かで我慢してくれたんだよ
誰だって 嫌な想いを押しとどめてくれたんだよ
そんな事も 分かんないのか?
焼け跡のような僕の心の苦い部分は
涙と嗚咽になって
何処にも 響きはしなかったけれど
何処かに 零れ落ちていった
友達は そんな僕を
ずっと ずっと 側で見てくれていた
そして 「そうだね」と 呟いた
自分が 幼い子供のように泣くのは
恥ずかしかったが 止められなかった
きっと 友達はそんな僕を見るのは嫌だっただろう
「もう 行っていいよ・・・・?」
「泣き止むまで 一緒にいたい」
ごめん ありがとう
僕らが別れたのは
もう信号機が7回も変わって
僕がなんとか声を抑えられてからだった
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