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紫陽花
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作詞 星砂 |
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傘に打ちつける雫が音をたてる
水たまりに映りこむ自分の姿が
小さな波紋の連続に消されてく
宛てもなく彷徨ったけど何故か此処に
昔の思い出に舞い戻ってしまう
君の面影を無意識に求めてる
一緒に初めて見た紫陽花
晴れた空みたいな色してた
本当は愛しい背中見てた
そう言えばあの日も
空が泣いていた
薄っすらと虹が架かる紫陽花の道
前はよく二人で同じ傘差したっけ?
広くなった領域が涙誘った
こぼれる声が雨音で消えたとしても
この想いの傷は消えたりはしないよ
時間が私を少し大人にさせた
独りで初めて見る紫陽花
少し紫色に変わってる
過ごした思い出(じかん)が変えたのかな
今日もあの日と同じ
空が泣いている
花びらが涙受け止める
だから私も歩き出すよ
心に傘がいらないように
すこしずつ強くなる
もう泣かないから
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