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小さな小鳥
作詞 729
村で一番 羽の小さい小鳥は
いつも 仲間からバカにされていた


「お前は 羽が小さいから
いつまでも 飛べないんだ」


仲間は それを他の奴らに言いふらしていた
すると小さな 意地悪が大きくなり 
小鳥は 村中の鳥たちから 
のけ者に されるようになった


「お前は 俺たちとは違うんだ
俺たちの村から 出ていけ」


小鳥は 村を追い出され
独りぼっちになった
小さな羽根のせいで 追い出された小鳥は
自分の羽を嫌った 自分自身さえも嫌いになった
小さな羽根を見ては 涙を流しこう言った


「僕は飛べないだろうな 皆とは違うから
なんで僕だけなの? 
羽が小さくなかったら 僕は皆と友達になれたかな
なんで僕は 生まれてきたの?
どうせこんな人生なら 
僕なんか 生まれてこなければ良かったのに」


小鳥は自分自身を 傷つけた
木に体当たりして 多くの傷をつくった
自分なんか消えてしまえばいいと そう願って


「なんで 生きてるの?
なんで 生まれてきたの?
こんな僕なんか 生きてたって意味ないのに
僕も生まれるなら 皆みたいに大きな羽がよかった」


小鳥は どんどん自分自身を傷つけ
羽は 傷だらけになった


最後のとき 小鳥は
静かに涙を流し 小さくこう言った


「僕は もう飛べないだろうな
僕は もう村に帰れないだろうな
何度も 自分を傷つけたよ
痛かったけど それで僕が死んでしまうなら
それでいいと思った
だって生きてたって 意味ないんだから・・・」


誰もいない 静かな場所で
小鳥は倒れ そして死んでしまった
その顔は 何かをやり遂げたような
満足した笑みだった

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歌詞タイトル 小さな小鳥
公開日 2006/06/16
ジャンル その他
カテゴリ 社会問題
コメント これは、自殺に繋がっていくいじめをテーマに書きました。
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