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銀流し
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作詞 ナズキ |
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灯り吹き消すように今日を想って
いつからか夢見ては 手のひらを返すのみ
動く心臓にこの手を当てても
変わらない心音が あたしを遮るのみ
狭すぎる感情が張り裂けていく前に
一つだけ確かめたいことがあるの
「どうして、こんなあたしを愛したの」
救われない月は雲に翳りはじめた
今となれば還らぬ明け方の鳥は
いつまでも飛び立てず 翼散らしてくのみ
子守唄にも叫び声にも似た
あたたかい陽だまりが あたしを断ち切るから
見掛け倒しの心が錆びれていく前に
ひとつだけやり遂げたいことがあるの
「あたしが、もしもここで息絶えたとして
なみだを流す人が 例えいなくても
この瞬間だけ・・・」
その胸に その胸に
生きていた証を刻み込めていたのなら
あなたの心臓に刻み込めていたのなら
この命にも意味ができるのでしょう
いつか いつか いつかあなたも
この胸に この胸に
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