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Cross smeared with blood
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作詞 弧月 |
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ただ一つだけ覚えていた物がある
記憶じゃなくて心じゃなくて
淡く見えていた
真紅のガラスに反射して
欠けた時計の針の音が
想い出を壊していく
ずっと
ずっと
苦しさに蝕まれていく
何時か虚ろな光に身を任せ
風に消えてみたい
ずっと独りで
クロスする世界に眠れぬ
時間を刻んで
脆く弱く崩れる
私を縛る鎖は
無くした物も
辿れないままに
誰か
私を
救ってくれますか
何時か
私が
押し殺されるとしても
傍に
いてくれませんか
ただ一つ忘れていた物がある
昔じゃなくて今じゃなくて
暗く閉ざされた
漆黒の瞳に揺れて
緩いオルゴールの音に
想い出を奪われて
ずっと
ずっと
哀しさにも慣れていて
いつか混じらぬ闇に耳を澄ませ
世界と死んでみたい
たった独りで
クロスする青いラインに止まらぬ
赤を凪がして
誰か
私を
忘れてくれますか
何時か
私が
必要としたとしても
突き放して
くれませんか
誰か
私を
救ってくれますか
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