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縫い合わせた世界
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作詞 燵稀 |
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ひとり勝手に決めた旅立ちを
知らぬ君の笑顔の隣で
今まで繰り返してきた
君への空回りの数だけ囁いた
いつかこんな日が
くるってことわかっていたよ
そう呟いて笑った君の
横顔が切なく見えて
気づいたんだいまさらだけど
思っていたより君が好きみたいだ
髪を掻き乱す風に君の声が薄れて消えた
呼び止めるそれを聞こえぬふりで
駆け出して願った
走り出した列車の窓
ホームに立ち尽くす君の瞳が
僕の背中を追うように
この心はいつも捜してた
どこにいてもいつだって
離れないものがあった
きみがいつかまだ見ぬ世界で
笑っているように願って
僕は瞼を閉じた
淡く苦い恋の話を
君は知っているかい?
あの日の二人は通じ合えず
もう二度と会えはしない
数年経っても心の穴は塞がらずに
こうしてここに居るよ
道行く人の波に取り残されながら
その瞳はどこか遠くを
知らない街に向けられてた
あの日わからなかったその言葉を
今ならカタチにできる
過ぎ去った日を思い返して
引きずってる弱さの中で
いつだってあるまだ色褪せたりしない
君が見せたあの笑顔は消えはしないよ
この心で生き続け
そしていつか世界になる
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