|
|
|
幻想世界
|
作詞 一弥 |
|
自分の事を知ることが出来たら
貴方はあたしを愛してくれる?
自分の事を信じられるならば
貴方はあたしを見てくれる?
到底無理ね 嘘だと知ってる
果敢無い夢だと一層嗤って
じゃないとあたし また夢見るの
貴方の声が耳から消えたら
あたしはすぐに解放される?
貴方の匂いがここから消えたら
あたしはここから抜け出せる?
頷く貴方に 反吐が出るわ
紅いワインが頬を伝う
一層口付けしてくれたなら
微笑む貴方に弧を描く
紅差す口は嘘の塊
あたしの心に届かぬ悲鳴
耳まで失くしてしまったの?
歪む視界に見える影
触れる指に 泪一筋
心が汚れてしまったの
もう戻れないと啼いているの
嗚呼海が出来ればいいのに
あたしの泪が見えないように
銀の鎖が地を這う音色
白い手と手を引き合わせるわ
繋いだ手を離さないで
不安を煽るその眼を閉じて
二度と離れて行かないで
「安心」と云う籠であたしを包んで
例え夢だと判っていても
今だけ此処で 貴方と居たいの
|
|
|