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チギレタ糸
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作詞 詩月 |
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もっと もっと ここに居させて
何も私に 触れないでね
最後に見た あの夕暮れの
空は今も泣いている
止まらない時計の音に 耳を塞いでいた
あなたの言葉だけが 私のすべてを動かしていた
変わらない景色の中で あなたの笑顔だけが
私の心の奥で 切なく 淡く くすぶっていた
あなたを忘れるなんて できないと思っていたのに
今はもう見えない あなたと私の赤い糸
もっと もっと ここに居させて
何も私に触れないでね
最後に見た あの夕暮れの空は
今も泣いているかな?
*何を信じて 何を守れば
本当は善かったのだろう
あなたをただ 好きなだけじゃ
傍には居られなかったのに
過ぎていく時間の中で 何度も交わしたキス
優しさはもう感じない 冷たい雨の後
さよならも云えなくて 出しかけた手を背中で
そっと隠していた チギレタ糸さえ
もう見えないのに
何も 何も いらなかったの
ただ傍にいて欲しかった
最後に思い出すのは 初めて交わした口づけだけ
夜に明かりを 闇に光を
与えることで全てを捨てた
最後まで私を抱きしめていた
灯火の影も消えていった
もっと もっと ここに居させて
何も私に触れないでね
あの日揺れてた花竜胆も 今はもう色あせている
*繰り返し
・・・・・・・
もっと もっと ここに居させて
・・・・・・・
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