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となりのホーム
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作詞 Lazy |
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こんなに楽しかったのはひさしぶり
つぶやくように君が言う
夜の雑踏に紛れてしまいそうなその声は
どうにかボクの耳まで届いた
見慣れたネオンの輝きに君の頬が照らされると
そこは無限のキャンパスみたい
いつか、ボクが描く未来の二人の姿を
上手に重ねてみたい
地下街へ続く階段を
ボクと歩先を交互に見つめながら
少し跳ねるように降りる
君が微塵も隠さないその態度で
ボクは君の隣にいることが自信になるんだよ
いつか見た、どこかの駅での恋人同士みたいに、
改札口のすこし先で寂しさを交えた君の笑顔と
ボクの気持ちを一緒に抱きしめた
どうして人はこんなに温かいのかなぁ
まっすぐな瞳でボクを捉えながら、
子供っぽく君が手を振る
少しずつ広がっていく二人の間に、
エキストラのつもりで他人が横切る
ボクがもうちょっと大人なら君が階段を上るまで
その姿を焼き付けてあげるのに
いつも、照れ笑いを浮かべながら
ボクが先に視線をはずした
いつか見た、どこかのドラマの恋人同士みたいに、
右に視界を巡らすと
悪戯っぽい笑みを浮かべた君がとなりのホームで佇む
どうして気持ちがこんなに暖かいのかなぁ
滑り込んできた電車がぼくらを遮っても、
そいつが僕らの距離を引き離しても
車窓に君を浮かべられるから、
寂しくなんかはないんだ
そんな時でも、
ボクはちょっぴり照れくさいのだけれど・・・
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