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淡空の日
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作詞 sayu* |
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見上げた今日の空は
まるでゼロになったように
あの人から 私が消えていくことを
知っているようです
会いたくないのではなく
会えなくなることが何よりも痛くて
それでも彼の幸せを祈る術として
これしか知らない私がいるのです
何度振り返っても
優しかったあの人しかいなくて
それでも嫌いになる理由を探しては
あの日を後悔している私がいるのです
神様 もしも聞こえるのなら
あの人に伝えてくださいませんか
私なんか早く忘れて、と
痛みよりも苦さよりも
ただ純粋に好きだったからこそ
僅かな想いが涸れる前に
早く忘れて欲しいのです
未だに残るこのキモチが
あの人に向かう今だからこそ
願うのです
首が痛くなるくらいに仰いだ今日の空は
心なしか いつもより深い気がして
深呼吸の後で
さよならを言うことにします
これが最後でありますように、と
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