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恋昇り
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作詞 KOTONE |
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私の部屋から見える 大きな大きなこいのぼり
思わず目が言ってしまうくらい キラキラしてるの
珍しくあなたからメールが来たの
『こいのぼり キレイだね』って
ただ それだけだった え? あなたは今ドコにいるの?
『お前ん家の近くのお寺のこいのぼりの目の前』
思わず声をあげちゃったよ びっくりしたもん
まさか 私の家の近くまで来てるなんて
こんなに近い距離なのに 逢えないって切ないね
メールだけじゃ 物足りなく感じちゃう
そしたら あなたは言ったの
『お前も来いよ』
え・・・何が何だか全然分かんなくって
どうしたらいいかわかんなかったよ
それに 休みだったから格好はだらしないし
そんな急に行けるわけないじゃん・・・
そう思いながらも 急いで着替えてる私がいたの
笑っちゃうよね
少しでも早く あなたに逢いたくて
すぐに 走って行った 靴なんか脱ぎ捨てたいくらいに・・・
そしたら あなたがすぐに気付いてくれたね
嬉しかったよ 嬉しかった
『ホントに来てくれたんだ ありがと』
笑ってそう言ってたけど なんだか寂しそうな声だったよ
きっと何かあったんだね
無きゃ 突然呼び出したりしないもんね 私なんかを
二人でブランコに座って 大きくて綺麗なこいのぼりを見上げて
『天気良いね 今日』
とか そんなことしか話せなくって
たまに 沈黙もあったけど
あなたとなら 沈黙さえも 心地良かった
『何してんの?いきなりこいのぼりなんて』
そう言ったら あなたは ちょっと黙って
『なんとなく 暇だったから』
あなたらしい返事だった 笑っちゃったよ
それから 珍しくいっぱい話して
楽しかったよ ホントにホントに幸せだった
『このこいのぼり いつ無くなっちゃうのかな』
あなたは 寂しそうにそう言った
ため息をついてた 悲しそうだった
『また来ようかな 無くなっちゃう前に』
こいのぼりが好きなあなたを初めて知った
理由は分かんないけど そんなあなたを見れてちょっと嬉しかった
そんなあなたはいつもより 輝いてたよ
ねぇ こいのぼりさん
あなたが居れば 私 あの人といっぱい話せそう
だから 居なくならないで お願いだから
ずっとずっとここに居て
あなたのおかげでこんなに素直になれたから
ねぇ?恋昇りさん・・・
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