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無愛の殺人鬼
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作詞 怜汰 |
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愛していたと思っていたのに
気付けば あなたに会うことよりも
好き放題歌って 自分の歌に酔い痴れる方が好きで
声が枯れるくらいなら 枯れる前にstopをかけるだろう
ほの暗い洞穴の中で独り 呻くように泣いて
白い羽も黒い羽も持ってないから 飛べもしなくて
どんなに足掻いても 脱出は不可能\
ねぇ あなた
もしも その顔に迷いがないのなら
その真っ赤な手でも構\わない あたしを連れてってよ
その手であたしを切り裂いても構\わないから
唯 この恐さからは逃れたかった
あなたを思う度 意味もなく震えるよ
記憶の片隅で薄気味悪く笑う あなたをね
手首に伝う赤いリボンが 結ばれて
飲み干してもまだ 足りなくて 叫んだ
失うことに恐れはないから
「行かないで欲しい」欲求は薄まり
手に留めておくことさえも 恐ろしくて
この忌まわしい鎖をといて 早く 早く
ズタズタになった身体を見詰めて
愛したことのないあなたを 思い出して
あの路地裏で見つけたナイフ 赤い血痕 青白い肌
「 あなただったんだ」
祈るように手を絡ませ せせら笑った
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