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Snow Song...
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作詞 サロメ |
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ありふれた日常の中で
静かに息を取り戻しました
誰もいない
何もない
そう思っていたのは僕だけでしょうか
君を暖めてあげたい
ただそれだけなのに
どうしてだろう
なぜだろう
君のその悴んだ手を包んだのは
僕ではありませんでした
君は「サムイネ。」と云う
…それが僕には痛かったんだ
冬が来るたび僕らは
どのくらいの愛を犠牲にしてきたのだろう
君は知っているのですか
時は止まらないということを
今が終わるということを
淡き夢の片隅で
君を見つめていました
音もない
風もない
そう感じていたのは僕だけでしょうか
君が白い息を吐く
…それが僕には重かったんだ
冬が来るたび僕らは
いくつの泪(しずく)をちりばめたのだろう
君は恐れていないのですか
積もった光が消えていく
この世界を
冬が来るたび僕らは
どのくらいの愛を犠牲にしてきたのだろう
君は知っているのですか
不安は募るということを
涙は止まぬということを
雪は溶けるということを…
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