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リストカッター
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作詞 魔羅 |
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カッターを少しずつだしていく。
出すたびに
カタカタと
堅苦しい音が聞こえる。
そっと
手首に近づけ
横に引いた。
赤い生ぬるいものが
落ちていく。
痛みなんか感じない。
毎日が面白くなくて
いつの日か
机の上にあった
カッターを手に取り
自分を傷つけていった。
手首には
もう切るところなんてない。
この傷をみれば
誰もが
私からさけるだろう。
そして
私にはトモダチがいなくなるだろう。
それを
おそれているはずなのに、
毎日
同じことの繰り返し。
痛みなんか感じない。
ただ
涙が溢れてくるだけ。
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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