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Train of Departure
作詞 アウトレット
電車の窓に映る景色が 
無数の線へと変わる頃
静かに涙が頬を伝う 
手の届かない町を思い

震える右手をしっかりと押さえて 
券売機で切符を買った
今まで綴ってきた物語に 
別れを告げる切符を

名づけられた時から 始まった物語
長い文章にピリオドを打ち 新しいページへ

出発の合図が出て 
線路が悲鳴を上げる
泣き声を届かせられない 
僕の代わりに泣くように・・・


いくつもの踏切が泣いていた 
何度も通った踏み切りたち
真っ赤になった僕の両目と
同じ色で泣いていた

電車は規則正しい音で 
僕を静かに揺らす
揺り篭になってくれるのかい? 
泣き疲れた僕のために

記憶が思い出へと 変わるのを感じ
涙がこれ以上こぼれないように そっと目を閉じた

変わらないと思っていた
自分が変わり始めた
動かないと思っていた
物語が動き始めた

新しい物語の
舞台が僕を待っている
冷たいか温かいか・・・
泣いていては冷たいだろう

電車の窓に映る景色が 
線から元に戻る頃
新しい景色が笑顔の僕を 
温かく迎えてくれた

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル Train of Departure
公開日 2006/04/04
ジャンル ポップス
カテゴリ その他
コメント 入学シーズンということで、住み慣れた町を出て行き、新しい人生を歩み始める新入生の気持ちを詩にしてみました。詩中の「僕」は他の誰かでもあり過去の私自身でもあります。
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