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春風
作詞 夜月 龍
何も持たずに踵を踏んだ靴を履いて
ずっと乗らなかった自転車走らせ
無我夢中でその場を飛び出した
あの日は見慣れた場所だったとしても
きっと今なら新しい場所になるよ

ウォークマンから流れるお気に入りの曲は
誰にも貸さない 君だけの音
大きく自転車を漕ぐ二つの足は
ずっと長い道を踏んできたんだね

大きな事しか見えない周りからすれば
人生なんてちっぽけな時間に過ぎないけれど
胸にしまって生きてきた この時間は
君にとっては君だけの長い歴史

どんなに忘れられない程 嫌な事があっても
風だけはいつも背中を押した
手を伸ばせばあの日を掴めそうで
何度も試したくなるけれど
今の君は明日を掴む事だけを考えれば良い

迷って悩んで行き詰る時もあるけれど
そんな時は全てを捨ててしまえ
何もかも無くしてしまってから
新しく これから拾えば良いんだ
まっすぐ進んで壁にぶつかる時もあるけれど
そんな時は壁を壊してしまえ
全部 身から遠ざけて
本当に必要な物を選べば良いんだ

ペダルを踏みしめ自転車漕いだ
何も持たない身体がわかるのは春の香り
もし知らない所に行き着いても
気にする事なく前だけ目にして走れば良いんだ
風が君の味方となるよ

過去の事は良いんだ
夢中で自転車漕げば
きっと明日が見えるよ

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 春風
公開日 2006/04/02
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ 応援歌
コメント 自分が落ち込んだ時に、目の前で風が桜の花弁を躍らせる所を見た事を思い出して作りました。皆さんにも前向きになってもらえるように。
夜月 龍さんの情報
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