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醜い日々
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作詞 黒月 涼 |
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少年は知った 母君父君が居なかったこと
知るときが遅すぎたけど 少年は家無き
汚れた足で地面を踏みつける 一つナニカが生まれる
汚された手を自らまた汚していく 意味無かれ
赤く染まる手を 知らない人に擦りつける
少年はまた出会う 忘れかけていた日々と
戸惑いながらも 少年は手を天に差し伸べてみる
見えたのは 泣きながらただ走る過去の少年だった
自分と自分を重ねて今の自分の勝利
思想もない 感情もない少年は知る 自分の醜くさ
自分の中にある言葉のカケラと共に生きてきたことの醜くさ
「助けて」と叫ぶ少年はただ泣き叫ぶだけ
汚れた心を自分で汚していく 感情で汚していく
染みこんだ"アカ"の手と手を合わせてみる 自分が見えた
聞こえてきた誰かの叫び声 それは自分の叫び声だ
少年は知らぬまま叫び声を聞く 嘆く声をいつまでも
声を掴み取る 愚かな自分の声だけを
救いのない魂を少年は作り上げていく
自分のためではなく 他の人のタメに作り上げていく
愚かな自分の身を投げ 人のために・・・
・・・どんなに尽くしても愚かな少年
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