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再び晴天
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作詞 ROSE TONGUE |
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水彩色の記憶に濁った雨が
道端の見知らぬ他人の涙を包み
落とし続ける鮮やかな優しさの色々
逆らえもせず立ち竦むあたしには忘却の影
濡れたアスファルトの埃の匂いに
縋って居たあの頃の幸せを嘲笑う
何時だって不機嫌な雲を笑わせた
たぶん最後だとお互い悟り合っても尚
見知らぬ振りをして居たんだ
風の行方が変わるのを懼れて
必死に自分の肌を君に引っ掻かせたんだ
本当はずっと知って居た
あたしは君を投げて君は忘れると
なのに突き放したこの手を掴まれて
赦される筈もない優しさに甘えてしまった
傷つき合うことをただ恐れて
君を守る為の全てで自分を選んだんだ
そしてそれに気付いてしまった時
ずぶ濡れの公園で笑った君を
濡らしていたのは雨だと信じている
何時だってこの掌で握りしめた
たぶん然様ならとお互い云いたくても尚
笑って居たのは心が泣いていたから
擦れ違う現在の瞬間に触れ合って
また背を向け合い反対方向へと走って往くんだ
それでもあの瞬間
確かにすべては君でした
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