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失った 愛
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作詞 流世 |
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重すぎる愛は
二人をすれ違わせてしまう
向き合った斜線は
重なり合ってしまえば遠く離れてゆくように
もう二度と交わることはない
いつからこうなってしまったのだろう?
灯りもつけない部屋で
二人はそっぽを向いたまま考える
夢を追えば追うほど
きみは理解してくれなくて
あなたを想えば想うほど
何故かわたしは泣けてしまう
どうして出逢ったままの気持ちでいられない
分かち合うことも限界があるのか
そう思えるぐらい 心は遠く
愛し合った二人は
今はもう終わらせてしまう
背中合わせに立って
お互いの正面に向かって真っ直ぐに進んでいくように
もう二度と振り返ることはない
朝 起きて
隣にはぬくもりのないシーツ
あなたが仕事でいないとき
わたしは鍵をポストに入れて出ていった
一緒にいても涙が溢れたけど
こうして離れても泣けてしまうのね
ありがとう 愛してた
家に帰るのが憂鬱で
帰ったのは星も眠る時間
きみを見るのが辛くて
けれど ポストには鍵がひとつ
真白なシーツにきみはいなくて
綺麗に掃除された部屋が寂しかった
愛してたよ さよなら
二人で作った朝食や
きみがいれた熱めのお風呂
ぼくが干したシーツで抱きあった
あなたがいれた苦めのコーヒーが
わたしの唇の味になりました
愛してた それは過去のことで
もう 愛を囁きあうのは終わった
二人はもう二度と会うことはないのだから…
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