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ゆき
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作詞 ヴォノ |
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雪が降ると、夜は深く 重くなる
灰色の空は まだ 沈黙したまま
見慣れたニット帽でいつもの場所
表情だけがいつもと違っていた
いつも一緒に居たからすぐわかった
装ってたって見抜ける…素直な人
寂しい笑顔で笑うけど、もうわかってるよ
言いたい事があるんでしょ?
大好きな二重まぶたの焦点が合っていない
相変わらずな無防備な唇
最後を告げる。
…覚悟は出来てるつもりだったのになぁ
心臓のオトが耳まで聞こえる。
大事なときに限って上手く返せないな。
空を見上げても、灰色はまだ沈黙したままで
まだダメ まだ泣けない
複雑な感情でうつむく二重まぶた
横に結ばれた無防備な唇
抑えきれずに灰色の空から溢れる
もうすぐ泣ける
…踊りながら落ちる雪
待ってたんだ
きみたちを待ってたんだ
…涙を隠してくれるから
最後までイイ人でいたいんだ
自分の涙越しに見る
目の前の人間じゃなくて、その人との記憶
雪と一緒にこぼれる一滴
それと一緒にこぼれる"ありがとう"
雪が降ると、夜は深く 重くなる
灰色の空は白い涙を落とし続ける
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