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一千夜物語
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作詞 わたぐも |
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遠い遠い記憶の果てに 僕ら
何を見つけられただろう
握りしめた砂時計は時を刻まずに
ゆっくりと流れて
こぼれゆくモノを手にとって
振り返れないほどの時を ここで
僅かに残ったそれさえも
なくしてしまうばかりだけれど
白い太陽の許 手を伸ばした日々
青い三日月の許 風に足を取られて
ただ 前に 進むから
それは確かに 誰かのためじゃなく
自分のために
命削る夜も 弱り切って迎える朝も
何度も繰り返す ただ一つだけの
僕のためここにある 僕だけの物語
紅い紅い地平線の果てに いつか
何を見る事ができるだろう
壊れゆく想い残して 何を待つのだろう
枯れかけた魂と身体を抱えて
幾千もの夜を ここで
なくしてしまったものを探す旅も
いつか してみたいと思うけれど
銀色の砂 尽きかけた砂時計でも
全てが落ちるその前に
この手で ひっくり返すなら
この世界で生きる 僕らだからこそ
例えただ一人でも
世界変える力を 砂時計反す(かえす)勇気を
この瞬間だけの ただ一つだけの
ヒカリ輝く 風をもう一度
それは確かに 誰かのためじゃなく
自分のために
涙も 痛みも 全部忘れてしまえたら
いつか 旅立とう
幾千もの夜 幾千もの物語の中で
何度も繰り返す ただ一つだけの
僕のためここにある 僕だけの物語
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