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廊下
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作詞 修平 |
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君と出会ったのは桜の下
嘘
本当は
俺が中1の入学式の次の日
早速寝坊して遅刻しかけた俺が
猛スピードで廊下走ってたら
君にぶつかりました
君と出会ったのは春の日の廊下
「あああぁ御免な!」
「あ、平気だから」
最初は君のこと何とも思ってなかったんだ
ただぶつかっちゃった子だったから
んで委員会のとき
君にまた出会いました
「あ」
俺が発した言葉はそれだけ
ただぶつかっちゃった子だったから
君とまた出会ったのはクラスになったのは春の日の教室
何とも思ってなかった
ただクラスメートなだけだから
自分は他の子のこと好きなんだって思ってたから
君と席が隣になったのは秋の日の教室
ちょっと驚いたけど好きとかそんなんじゃなかった
ただ隣の席の子ってだけだから
君のこと好きだって気付いたのは春間近の冬の教室
話すようになって目で追っかけてた
君の思いを断ち切って別れたのは梅雨の日の廊下
クラスが離れた俺等は
話すこともなくなったし
会うことすらなくなった
ただの元クラスメートだったから
君には彼氏ができたって廊下で知った
君との出会いも
君との別れも
ここの学校のこの廊下でした
ただ違うことは
出会ったときはまぶしい光につつまれていたこと
別れたときは雨の音がやけに胸にしみたことだった
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